メキシコと日本が衝突し、混ざり合って誕生した狂乱の近未来都市「ネオ・トーキョー」。ナルコス(麻薬カルテル)とヤクザが手を組んだ支配階級「ナルクザス」が牛耳るこの街に、ド派手なソンブレロと日本刀を携えた覆面忍者が殴り込みをかける——。
Madbricksが手掛け、Amber Studioがパブリッシングを務める『Mexican Ninja』は、90年代アーケードライクなベルトスクロールアクションと、中毒性の高いローグライト成長要素を融合させた快作です。理屈抜きのブラックユーモアと、触っていて指先が気持ちよくなるコンボアクションが詰まった本作のプレイフィールをお届けします。
ネオ・トーキョーの街に響くマリアッチと刃音!唯一無二のカオスな世界観

ゲームを起動してまず目を引くのは、鮮烈なサイバーパンクのネオン街にメキシカンカルチャーが力技で溶け込んだビジュアルです。コンビニ風の店舗や薄暗い路地裏、祭壇のような装飾が同居するステージを、ソンブレロを被った忍者が縦横無尽に駆け抜けます。
ストーリー導入はニュースの切り抜きなどを読み解く形式でややあっさりしていますが、細かいプロットを気にする暇もないほど、次から次へと個性的な敵が押し寄せてきます。現地のパロディやスラング、ブラックジョークが飛び交う悪ノリ全開のテキストも魅力で、倒れるとゴミ収集車に回収されて拠点へ運ばれるなど、徹底してオフビートなユーモアで統一されています。
軽快なコンボとパリィが織りなす、スピード感抜群のハック&スラッシュ

本作の戦闘は、上下左右へのライン移動を備えた2.5D視点のベルトスクロール形式。ボタン連打だけでも気持ちよく敵を斬り刻めますが、真価を発揮するのは敵の攻撃タイミングを見極める立ち回りにあります。
スタミナゲージの縛りがないため、軽攻撃と重攻撃の連携から敵を宙へ打ち上げ、そのまま空中コンボへ繋ぐ一連の流れは非常にスピーディー。さらにジャストタイミングで攻撃を弾く「パリィ」を合わせれば、強烈な反撃へと繋げられます。ステージの奥行きや手前の遮蔽物で見通しが難しくなる場面もあるものの、敵の大群を位置取りとステップで翻弄し、一気に一掃できた瞬間の爽快感は格別です。
信仰の力と「ロバ道」でキャラを強化!死ぬたびに強くなる周回ループ

道中では3つの精霊(神霊)から授かる加護や、ド派手な広範囲攻撃「メキシカン忍術」を選択し、その回のビルドを組み立てていきます。攻撃に延焼や呪いといった状態異常を付与するシナジーを構築できれば、硬いエリート敵もあっという間に溶けていきます。
たとえ倒れても、集めたリソースを持ち帰って拠点で恒久的なアップグレードが可能。「ロバ道(Way of the Donkey)」と呼ばれるスキルツリーで基礎ステータスを底上げしたり、新たなコンボルートや生存アビリティを解放したりすることで、次のランは目に見えて生存率が上がります。さらに、特殊な条件やサブミッション達成で手に入るコスチューム(スキン)には性能変化の恩恵もあり、プレイスタイルに合わせた着せ替えも楽しめます。
多彩な攻撃パターンで立ちはだかる5大首領とのガチンコ勝負

各エリアの最深部で待ち受ける「ナルクザス」のボスたちは、道中のザコ敵とは打って変わって高い集中力を要求される強敵揃い。大振りながら強烈な一撃、弾幕、トリッキーな突進など、明確な予兆を見極めて回避やパリィを合わせる、骨太なアクションが展開されます。
体力を削り切った後に移行する第2形態では攻撃の激しさが一段と増し、初見ではあっさり葬られることも珍しくありません。しかし、挑むたびに相手のパターンが頭に入り、永続強化と噛み合ってギリギリの攻防を制したときの達成感は、アクションゲーム好きなら思わず拳を握りしめてしまうはずです。
本作はこんなプレイヤーにおすすめ

- テンポのいいベルトスクロールやハック&スラッシュが好きな人: スタイリッシュなコンボと空中浮かし技で、敵の大群をテンポよく薙ぎ倒したいプレイヤーにぴったりです。
- ローグライトのコツコツした永続育成が好きな人: 死んで覚える難易度設計と、拠点でスキルツリーを埋めて確実に強くなる成長ループが好きな人にはたまらない中毒性があります。
- B級映画や型破りなブラックユーモアを愛する人: メキシコ文化と日本の極道・忍者が混ざり合った珍妙な世界観や、くだらなくも笑えるノリを全力で楽しみたい人におすすめです。
ゲーム概要
- タイトル: Mexican Ninja
- 開発元: Madbricks
- パブリッシャー: Amber Studio
- 発売日: 2026年8月20日
- 価格: 1,502円(税込)
- 言語対応: 日本語字幕対応(インターフェース・字幕対応)
- ストアページ: Steamストアリンク






