伝説的なゾンビサバイバルMODとしてカルト的人気を誇った前作から時を経て、Torn Banner Studiosが手がける続編『No More Room in Hell 2』。
本作は、最大8人のプレイヤーが広大なマップ上で孤立した状態から合流を目指し、限られた物資をやりくりしながら脱出を図るハードコアCo-opサバイバルホラーだ。一瞬の判断ミスが恒久的な死(パーマデス)につながる極限状態の中、暗闇の先から響くうめき声と向き合う緊張感あふれるゲームプレイが展開される。
暗闇の単独行動から始まる強烈な恐怖と合流の安堵感

マッチ開始直後、プレイヤーは広大かつ真っ暗なエリアへバラバラに配置される。手元にあるのは頼りない光源とわずかな道具のみ。物音を立てれば周囲の感染者たちが一斉に反応するため、足音ひとつにも神経を尖らせる必要がある。
暗がりの中でコンパスを頼りに慎重に進み、近接ボイスチャットから仲間の声が聞こえて合流できた瞬間の安心感は、他の協力シューターでは味わえない格別な体験だ。1人では手に負えない大群も、仲間と背中を預け合うことで切り抜ける活路が見えてくる。この「孤立した恐怖から連携による生存へ」と移り変わる設計は秀逸で、仲間と合流できたときには思わず声が出るほどの頼もしさを感じる。
1発の銃声が生死を分ける、リソース管理と泥臭い近接戦

本作の戦闘は、無双系シューターとは対極に位置する泥臭く重厚な手触りだ。銃弾は極めて希少で、無駄撃ちはそのまま全滅に直結する。バールや鈍器を振るって頭部を叩き割る近接戦が主体となるが、スタミナ配分を誤ればたちまち囲まれてしまう。
ゾンビ1体であっても油断は禁物で、攻撃を受ければ感染のリスクに晒され、治療薬を探すためのタイムリミットが迫る。さらに、倒れたキャラクターと積み上げたパークが失われるパーマデスの存在が、探索中のあらゆる選択に重みを与える。リスクを冒して物資を漁るか、現状の装備で目標達成を優先するか、チーム内での物資分配を含めた駆け引きが実に刺激的だ。
粗削りな部分とこれからのアップデートへの期待

現状では、一部で当たり判定のばらつきやマップ形状への引っ掛かり、マッチングや通信周りの不安定さなど、動作面で粗削りな部分が散見される。また、野良マッチングでは物資を独占して単独行動をとるプレイヤーに出くわす場面もあり、本来の連携プレイを楽しむにはボイスチャットを活用できるフレンドとのチームアップが推奨される環境だ。
それでも、アップデートによって不具合修正やバランス調整が着実に進められており、根底にあるサバイバルホラーとしての没入感や緊張感の高さは折り紙付きだ。価格帯も手頃であり、今後の継続的なコンテンツ追加と最適化によって、さらに完成度が高まるポテンシャルを十分に秘めている。
本作はこんなプレイヤーにオススメ
- 弾薬や回復アイテムを切り詰めながら生き残る、硬派なリソース管理型サバイバルが好きな人
- 仲間とVCで声を掛け合い、危機的状況を連携で乗り越える協力プレイを楽しみたい人
- クラシックなゾンビ映画のように、暗闇と物音に怯えながら進むリアルなホラー演出を求めている人
ゲーム概要
- タイトル:No More Room in Hell 2
- 開発元:Torn Banner Studios
- パブリッシャー:Torn Banner Studios
- 発売日:2026年8月11日
- 価格:3,400円
- 言語対応:日本語非対応
- ジャンル:協力型サバイバルホラー / アクション
- プラットフォーム:PC(Steam)/ PS5 / Xbox
- ストアページ:https://store.steampowered.com/app/292000/No_More_Room_in_Hell_2/








