1930年代のカートゥーンアニメーションを彷彿とさせるビジュアルに、軽快なラグタイム調のジャズサウンド。一見すると愛嬌たっぷりなアクションゲームに見える『PengPong(ペンポン)』だが、その実態は「迫りくる弾幕を物理演算で跳ね返して敵を粉砕する」という、極めてアグレッシブかつ爽快な弾幕サバイバルローグライクだ。
スティックでパックを放ち、敵や壁の間をピンボールのように跳ね回らせて盤面を一掃したときの快感は、従来のサバイバー系作品とは一線を画す手応えがある。
自動攻撃に頼らない!「物理反射」が生み出す能動的なアクション

本作が多くのローグライクと決定的に異なるのは、攻撃の主軸が「物理的な跳ね返り」にある点だ。
プレイヤーはペンギンをはじめとする個性的なキャラクターを操作し、アイスホッケーのスティックで武器を撃ち出していく。放たれた武器は壁や敵に当たると反射を繰り返し、ヒット数や移動距離に応じてダメージを与えていく。武器が手元に戻るまでは次のショットが撃てないため、「どの角度で撃ち出せば最も効率よく跳ね回るか」「戻ってくるまでの間にどう敵の弾幕を避けるか」という、ポジショニングと精密な狙いが常に求められる。
撃ち出すアイテムも実にユニークだ。王道のホッケーパックだけでなく、飛行中に弾をばら撒くリボルバー、毒を散布するフグ、手元に戻ると衝撃波を放つヘッドホンなど、ナンセンスかつバラエティに富んだ武器が多数用意されている。武器の特性を理解し、敵の群れに狙い通りの跳ね返りルートを描けた瞬間は、思わず声が出るほどの気持ちよさがある。
堅実に強化するか、カジノで賭けるか?中毒性の高いビルド構築

ウェーブ間に行うビルドの構築も熱い。レベルアップ時の基本ステータス強化に加え、ショップでの買い物、リスクを背負って強力な効果を得る契約、そして一攫千金を狙えるスロットマシンといった分岐イベントが用意されている。
道中で獲得できる多種多様なアイテム同士が噛み合ったときの爆発力は凄まじい。跳ね返り回数の増加、衝突時の爆発、追尾性能の付与などが重なると、画面内は目まぐるしく跳ね回るオブジェクトとエフェクトで埋め尽くされ、まさに“制御されたカオス”と呼ぶべき爽快な無双状態へと突入する。
また、周回で集めた資金を使ってアンロックを進める永続強化要素も存在し、遊べば遊ぶほどビルドの選択肢と立ち回りの幅が広がっていく設計だ。
独特のテンポ感と今後のアップデートへの期待

本作は「武器を撃ち出して反射を待つ」という仕様上、手元に武器がない時間は近接の小技やダッシュで敵をいなす必要がある。自動で弾を撃ち続けるタイプの作品に慣れていると、序盤はやや攻撃の間隔がもどかしく感じられる場面もあるかもしれない。
また、現時点で選択できる基本ステージ数は絞られており、各ステージに用意された高難度オプションやエンドレスモード、多様なキャラクターと武器の組み合わせによる攻略がプレイの中心となる。手触りの良さとアートワークのクオリティが非常に高いだけに、今後のコンテンツ拡張や新マップの追加によって、さらに化けるポテンシャルを秘めている。
こんなプレイヤーにオススメ

- 『Cuphead』のようなクラシックアニメ調のグラフィックや軽快なレトロ音楽が好きな人
- オートエイムの攻撃を眺めるだけでなく、自ら角度を狙い撃つ手応えのあるアクションを求めている人
- ピンボールやブロック崩しのような、跳ね返りの連鎖による爽快感を味わいたい人
- 短時間でサクッと遊べて、リプレイ性の高いアクションローグライクを探している人
ゲーム概要
- タイトル:PengPong(ペンポン)
- 発売日:2026年8月20日
- 価格:1,588円(税込)
- 開発元:SANDY FLOOR
- パブリッシャー:SANDY FLOOR, Gamirror Games
- ジャンル:弾幕シューティング・ローグライク / アクション
- 言語対応:日本語字幕対応
- ストアページ:https://store.steampowered.com/app/2766910/PengPong/



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