足の踏み場もないほど床一面に散乱したビデオテープの山。かつてレンタルビデオショップやテレビ局の倉庫で見かけたような懐かしいパッケージを、一つひとつ拾い上げてジャンルごとに分類し、棚へと収めていく——。
本作『TV Archive: Tidy Up Together』は、散らかり放題のアーカイブ室をひたすら整頓していく一人称視点の収納シミュレーションです。
混沌から秩序を生み出す「サイバー瞑想」体験

ゲームの目的は明快そのもの。フロア中に散らばる膨大なVHSテープを拾い、表紙やタイトル、シリーズ番号を手がかりに所定の棚へと戻していく作業を繰り返します。
アクション、SF、ホラー、アニメから、バラエティや料理番組、年代別スポーツ中継まで、用意されたジャンルは全20種類。最初は「この番組はどこへ置くべきか」と棚の位置関係やフロアマップを把握するのに少し頭を使いますが、大まかな配置が頭に入ってからは一気にリズムが生まれます。
ごちゃ混ぜだった床が自分の手で徐々にクリアになり、棚に整然と背表紙が並んでいく光景は、片付け好きにはたまらない心地よさがあります。BGMも非常に穏やかで、余計なプレッシャーを感じることなく、無心で作業に没頭できる心地よい没入感をもたらしてくれます。
成長とともに加速する作業効率とスキルツリー

収納作業を一定数こなして棚を埋めていくとポイントが手に入り、お片付けをサポートする各種スキルを習得できます。
棚のハイライト表示や手持ちテープの番号ソート、さらには周囲のテープを一気に引き寄せる収集や自動配置まで、機能が揃うにつれて作業スピードは劇的に向上します。序盤は地道な徒歩移動と手作業に追われますが、終盤にかけてシステムをフル活用し、流れるように棚を埋めていく瞬間のカタルシスは格別です。スキルの解放順序やチャージ条件に独自のルールが設けられているため、どのタイミングで効率化の恩恵を受けるかといった計画性も問われます。
ソロで没頭するも良し、マルチで分担するも良し

本作は1人で黙々と作業を進めるシングルプレイに加え、オンライン協力プレイや対戦(PVP)にも対応しています。
マルチプレイでは「自分がテープを回収して運ぶ係、相方が棚の前で分類・陳列する係」といった役割分担を自然と組み立てることができ、ボイスチャットをしながらのんびり遊ぶカジュアルなパーティゲームとしても機能します。パロディ感のあるユニークなジャケットを眺めながらフレンドと雑談を交わし、気づけば何時間も片付けに熱中してしまうような、程よい中毒性を秘めています。
本作はこんなプレイヤーにおすすめ

- 散らかった部屋やアイテムを少しずつ整頓していく「お片付け系ゲーム」が好きな人
- 競争や時間制限に追われず、ラジオや音楽を聴きながらのんびり無心で作業したい人
- フレンドとオンラインで協力しながら、まったり遊べるチルなゲームを探している人
- レトロなVHSやレンタルビデオ店の雰囲気にノスタルジーを感じる人
ゲーム概要
- タイトル:TV Archive: Tidy Up Together
- 発売日:2026年8月14日
- 開発元:Games Together
- パブリッシャー:Games Together, Gamersky Games
- 価格:655円
- 日本語対応:日本語字幕対応
- プラットフォーム:PC(Steam)
- ストアページ:https://store.steampowered.com/app/4934370/_/







