『Cosmic Fear』は、人類の歴史に影響を与えてきた宇宙的存在の痕跡を追う一人称視点のホラーアドベンチャー。手掛かりや謎を探しながら未知の場所を歩き、断続的に現れる脅威を切り抜けていく。
Steamユーザーレビューでは「非常に好評」で、緻密な景観と不穏な空気が支持される一方、探索の比重や恐怖演出の強さは好みを分ける。
歩いて調べ、謎をつないで先へ進む
本作の中心にあるのは、敵を倒し続けるアクションではなく、現場を調べて手掛かりを拾い、謎を解いて先へ進む探索だ。ストア説明によれば、古代の存在と人類史のつながりを追う物語が展開し、各地には隠されたエイリアンの小像も配置されている。
小像を集めると、物語の背景を補う情報へアクセスできる。メインの道筋だけを追うか、周囲を丹念に調べてロアを掘り下げるかで、探索の密度が変わる仕掛けだ。
光と音が作る、重く静かな世界

暗い遺跡に差す赤や緑の光、視界を遮る霧、遠くに浮かぶ灯り。光源の置き方が進む方向を示すと同時に、見えない場所への警戒も生み出している。フォトグラメトリーとUnreal Engine 5を使った高精細な環境表現が、本作の大きな見どころだ。
音響も探索の雰囲気を支える。派手な驚かせ方を連続させるのではなく、物音の少ない空間や環境音の変化で不安を積み重ねていくタイプのホラーといえる。

恐怖よりも、探索と謎解きが主役

探索に時間をかける構成は、景色を眺め、手掛かりを読み、世界の背景を考える楽しさにつながる。一方で、敵との遭遇や強い恐怖演出が絶えず続くわけではない。緊迫した戦闘やジャンプスケアを期待すると、歩いて調べる時間が長く感じられる可能性がある。
また、目的や進行の手掛かりが控えめな場面では、何を調べれば先へ進めるのか迷いやすい。物語も謎を残す作りのため、明快な説明やすっきりした決着を求める人には相性が分かれそうだ。
こんな人にオススメ
- ラヴクラフト風の宇宙的恐怖や、説明しきらない謎が好きな人
- 美しい風景や光の演出を眺めながら、じっくり探索したい人
- 手掛かりや隠し要素を自分で見つけ、物語の背景を読み解きたい人
強い刺激を連続させるホラーではなく、景色と音の中を歩き、謎の輪郭を少しずつ追う作品だ。探索型アドベンチャーとしての雰囲気を重視する人なら、静かな不穏さに浸れるだろう。
ゲーム概要
- タイトル:Cosmic Fear
- ジャンル:一人称視点ホラーアドベンチャー
- 開発・販売:Alessandro Guzzo
- 発売日:2026年9月9日(体験版配信中)
- 価格:2,600円
- 対応OS:Windows
- プレイ人数:1人
- 日本語対応:インターフェイス・字幕に対応(日本語音声なし)
- 操作:フルコントローラー対応
- ストアリンク:Steamストアページ






