飲み会の帰りに、友達と家へ帰る。それだけのはずが、一歩踏み出すたびに大騒ぎ。『Friendly Steps』は、酔っ払いの左右の足をそれぞれ操作し、1〜4人で帰宅を目指す物理演算ベースの協力ゲームだ。
ふらつく体と仲間をつなぐロープが、何でもない道を難所へ変える。失敗する姿まで笑いの種になる一方、かなり手強い操作とやり直しを受け入れられるかで、楽しさが大きく変わる作品となっている。
左右の足を操るだけで、歩道も難所に

本作では、左右の足を別々に動かしながらバランスを取って進む。坂道や階段、細い足場を前にすると、「歩く」という日常の動作そのものが攻略の対象になる。
狙った場所へ素直に移動できない、もどかしさもゲームの仕掛けだ。無理に先へ進もうとするより、足の動かし方と体の傾きをつかむことが大切になる。小さな前進にも意味が生まれる、クセの強い操作設計だ。
仲間をつなぐロープが、大騒ぎを生む

協力プレイでは、仲間同士がロープでつながる。誰かが足場から落ちれば、その重みがほかのメンバーにも伝わるため、自分だけ先へ進んでもうまくいかない。立ち止まる場所や進むタイミングをそろえる必要がある。
人数が増えるほど簡単になるとは限らず、仲間の動きまで気に掛ける忙しさが増していく。それでも、予想外の方向へ転がっていく一団の姿はおかしい。オンラインボイスチャットにも対応しており、慌てた声と笑いが飛び交う状況によく合っている。
寄り道や着せ替えも、帰り道の楽しみ

コースには街路や公園、工事現場などのロケーションがあり、スクリーンショットではトランプやルーレットの浮かぶ幻想的な空間も確認できる。隠れた近道、アイテム、クエストや脇道が用意されているため、帰宅へのルートを探る楽しみもある。
サラリーマンや消防士、パンク風の服装など、キャラクターの見た目も変更できる。とぼけた表情に妙な衣装が重なるだけで、転んだ瞬間の間抜けさが増す。最速の帰宅を目指すスピードランモードもあり、操作に慣れてからはルートや歩き方を詰める遊びにつながる。
難しい操作と、技術面の指摘は押さえたい

Steamでの評価は「賛否両論」。公式にも高難度をうたう作品で、細かな足運びやチェックポイントからのやり直しが負担になる人には、気軽に進める協力ゲームとして勧めにくい。
加えて、接続切れ、当たり判定、動作の重さを指摘するユーザーレビューもある。意図的な操作の難しさに加え、こうした技術面の報告がある点は購入前に押さえたい。無料体験版が用意されているので、足の操作と自分の環境での動作を試す入口にもなる。
こんな人にオススメ

- 友達の失敗にも自分の失敗にも、笑って付き合える人
- 物理演算で生まれる予想外の動きや、難しい操作の上達を楽しめる人
- ボイスチャットを交え、寄り道しながら協力ゲームを遊びたい人
帰宅という身近な目標に、極端に不自由な足運びと連帯責任を重ねた1本。仲間と足並みをそろえる苦労まで楽しめるなら、ただ家へ向かう道中が、しばらく語れるドタバタ劇になりそうだ。
ゲーム概要
- タイトル:Friendly Steps
- ジャンル:物理演算型の協力ゲーム/歩行シミュレーター
- 開発元:KORO.GAMES
- パブリッシャー:Ytopia
- 発売日:2026年9月3日(体験版配信中)
- 通常価格:1,190円
- 対応OS:Windows / macOS / Linux
- プレイ人数:1〜4人(シングルプレイ、オンライン・LAN協力プレイ)
- 日本語対応:インターフェイス・字幕に対応(日本語音声なし)
- 操作:フルコントローラー対応
- ストアリンク:Steamストアページ






