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「あなたはスマホを拾ったゾウです」物理的で複雑なコミュニケーションをゲームで表現した『ゾウパス 〜ゾウだけが解けるパスコード』がおもしろい【TGS2024】

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「あなたはスマホを拾ったゾウです」物理的で複雑なコミュニケーションをゲームで表現した『ゾウパス 〜ゾウだけが解けるパスコード』がおもしろい【TGS2024】

二人三脚ならぬ二象二鼻東京ゲームショウ2024でもインディーゲームコーナーにはいろいろと気になるタイトルがあるのだが、思わず遊ばずにはいられなかったのが『ゾウパス 〜ゾウだけが解けるパスコード』である。 このゲームにおいて、プレイヤーはゾウになるのだ。それもスマホを拾って、二匹で協力して鼻で操作しなければならないゾウに。 なんとも奇妙な作品であるが、遊んでみるとえもいわれぬ独特の味わいがある作品に仕上がっていた。 指をゾウの鼻に見立てることによって発生するおもしろさ 『ゾウパス 〜ゾウだけが解けるパスコード』を開発したのは、東京藝術大学芸術情報センター特任助教の薄羽涼彌である。 ゲームの説明をする前に、プレイヤーがゾウになることについて話したい。本作はひとり、もしくはふたりで遊ぶスマホ向けタイトルで、ふたつのポイントをタップすることにより球体を動かす操作によってプレイする。 そう、それが「ゾウの鼻でスマホを操作する」ということなのだ。ふたりでタップした場所の間に球体が出現し、その大きさを変えたり、障害物などから避ける必要がある。一点ずつ抑える必要があるため、ゾウの鼻にたとえられているわけだ。 そのため、本作の試遊の際にはゾウ型の指輪をつけて遊ぶことになる。これは要するに“ごっこ遊び”といえるわけだが、つけるのとつけないのでは雰囲気が大きく異なってくる。 薄羽は「他人のタブレットを触れる抵抗感を下げるため」とも言っていた。確かにそれも間違いないが、これは体験にも大きな変化をもたらすだろう。 極端な話、本作はひとりで遊んだほうが効率がよい。しかし、ゾウの鼻という器用ではあるが指先ほどの精度は出せないであろうものに見立てることによって、思い通りにいかない動きに納得と理解が生まれるのである。 お互いの指でひとつのものを操作することにより、身体的交流が生まれる

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