2025年6月4日、SteamにてBlack Rabbit’s Talesよりリリースされた『Lunar Eclipse』。 本作は、ゾンビが徘徊する荒廃した施設を舞台に、か弱い少女となって生き残りを目指す三人称視点のサバイバルホラーゲームです。
「か弱い少女」「包丁一本」「静寂に包まれた廃墟」――。 このキーワードを聞いて、ある種の緊張感(あるいは興奮)を覚える方もいるのではないでしょうか。派手な銃撃戦よりも、じっとりと迫りくる恐怖と、頭を悩ませるパズルがメインの本作。今回は、この美しくも残酷な世界に足を踏み入れたプレイレポートをお届けします。
戦闘は「死」と隣り合わせ。包丁一本の極限サバイバル

本作の戦闘システムは、昨今のサバイバルホラーの中でも特にシビアです。 主人公は特殊部隊員でもなければ、超能力者でもありません。ただの少女です。頼れる武器は一本の包丁のみ。ゾンビに立ち向かうには、必然的に至近距離での肉弾戦を強いられます。
「敵の予備動作を見極め、バックステップで回避し、隙を見て斬りつける」。 言葉にすれば単純ですが、一撃が生死を分ける緊張感は凄まじいものがあります。無双する爽快感はありませんが、泥臭く生き延びる達成感は格別。戦闘を回避し、ステルスでやり過ごす判断も重要になってきます。
脳を刺激する「ガチ」なパズル要素

『Lunar Eclipse』の真骨頂は、実はパズルにあります。 「鍵を見つけてドアを開ける」といった単純なものだけではありません。アイテムを組み合わせ、環境を観察し、論理的に解を導き出す本格的な謎解きがプレイヤーを待ち受けています。
中にはノーヒントに近い難問もあり、頭を悩ませることもしばしば。しかし、それが解けた時のカタルシスは大きく、ただのアクションゲームとは一線を画す知的興奮を味わえます。探索と謎解きのバランスが良く、廃墟に残されたメモや痕跡からストーリーを読み解く楽しさもあります。
美麗なグラフィックと、揺れ動く「か弱さ」

主人公の少女のモデリングやアニメーションは非常に丁寧に作られており、彼女の不安や恐怖が画面越しに伝わってきます。荒廃した研究施設や屋敷の描写も美しく、光と影の使い方が絶妙で、不気味ながらもどこか惹きつけられる雰囲気を醸し出しています。

また、コスチュームの着せ替え要素もあり、過酷な状況下でも自分なりの「推し」スタイルで探索できるのは嬉しいポイント(もちろん、それがサバイバルに有利になるわけではありませんが)。
早期アクセスゆえの粗削りさと、今後の可能性

現時点では早期アクセスということもあり、操作性の硬さや、一部パズルの導線不足など、粗削りな部分は否めません。しかし、開発者は頻繁にアップデートを行っており、ユーザーフィードバックを積極的に取り入れている様子が伺えます。
『バイオハザード』や『サイレントヒル』のようなクラシックなサバイバルホラーを愛し、かつ高難易度のパズルに挑みたいというゲーマーには、間違いなく刺さる一作です。静寂に包まれた恐怖の中で、あなたは真実にたどり着けるでしょうか?
ゲーム概要
- タイトル: Lunar Eclipse
- ジャンル: サバイバルホラー / パズル / アクション
- 開発元: Black Rabbit’s Tales
- パブリッシャー: Black Rabbit’s Tales
- 発売日: 2025年6月4日アーリーアクセス
- 価格: ¥ 1,700
- 対応言語: 日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)他
- Store URL: https://store.steampowered.com/app/2953480/Lunar_Eclipse/






