次元の壁を飛び越え、あらゆるゲーム業界の「あるある」をネタにしてきた「ネプテューヌ」シリーズ。その最新作『超次元ゲイム ネプテューヌ GameMaker R:Evolution』が、ついに登場した。今作の主役は、シリーズファンにはお馴染みの「大人ネプテューヌ」だ。
彼女が迷い込んだのは、多くのゲームメーカーが覇権を争う戦国時代のような世界。そこで出会ったのは、市場競争に敗れた3人の「失敗女神」たちだった。ひょんなことから彼女たちが立ち上げたゲーム会社「ビクトリィ」の社長に就任した大人ネプは、倒産寸前の会社を立て直し、業界の天下統一を目指すことになる。
経営と冒険がリンクする、新たな「ゲイムギョウ界」の歩き方

今作最大のトピックは、タイトルにもある通り「経営」要素が本格的に導入されたことだ。プレイヤーは社長として、クリエイターをスカウトし、流行を読み、新たなゲーム(ディスク)を開発していく。
この経営パート、単なるミニゲームだと思ったら大間違いだ。開発したディスクはキャラクターの装備品となり、その性能が直接バトルの戦力に直結する。会社が大きくなれば探索できるエリアが広がり、そこで得た資材がさらに会社を強くする。この「経営と探索のサイクル」が非常に心地よく、ついつい「あと1本ディスクを作ってから……」と時間を忘れて没入してしまう。
爆走する爽快感と、さらに進化したコンビネーションバトル

ダンジョン探索もド派手に進化した。特に目を引くのが、大人ネプが駆るバイクでの高速移動だ。広大なフィールドを風を切って駆け抜ける感覚は、これまでのシリーズにはなかった開放感を与えてくれる。一部のダンジョンではバイクを使ったタイムアタックやレースイベントも用意されており、アクションの幅が広がっている。
バトルシステムは前作『Sisters vs Sisters』のリアルタイムアクションをベースにしつつ、パーティーメンバーが4人に増加。特筆すべきは「リンクチェイン」の爽快感だ。攻撃を繋ぎながらキャラクターを次々と切り替えていく連撃は、操作の忙しさはあるものの、決まった時の爆発力は抜群。女神化やエグゼドライブといったシリーズ伝統の必殺技も健在で、ド派手なエフェクトが画面を彩る様子は、まさに「超次元」の名に恥じない。
失敗から始まる、ポジティブで熱い再起の物語

ストーリー面では、新キャラクターである「ピピ」「ジャーガ」「リディオ」の3人がいい味を出している。彼女たちは実在した(そして苦戦した)ハードがモチーフとなっており、自虐を交えつつも「面白いゲームを作りたい」と奮闘する姿には、どこか胸を打たれるものがある。
大人ネプテューヌの、どんな窮地も笑い飛ばす圧倒的なポジティブさは健在だ。重い空気になりそうな場面でも、彼女が一人いるだけで「なんとかなりそう」と思わせてくれる。この明るさこそが、ネプテューヌシリーズが長く愛される理由だろう。
過去作のマップを流用している部分や、一部のギミックに手間を感じる場面もある。しかし、それを補って余りあるキャラクターの魅力と、新しい試みへの意欲が詰まった一作だ。ファンはもちろん、経営シミュレーションの味付けがあるアクションRPGを探している層にも、ぜひ手に取ってほしい「良質なコンフォートフード」のようなタイトルに仕上がっている。
社長、そろそろ新作リリースの時間ですよ!
ゲーム概要
- タイトル: 超次元ゲイム ネプテューヌ GameMaker R:Evolution
- 発売日: 2025年8月26日
- 価格: 8,580円(税込)
- 開発元: アイディアファクトリー / コンパイルハート
- パブリッシャー: アイディアファクトリー・インターナショナル
- 対応プラットフォーム: PC (Steam) / PS5 / PS4 / Nintendo Switch
- ジャンル: RPG(会社経営×アクションRPG)
- 主な特徴:
- 大人ネプテューヌが主人公の、会社経営をテーマにした外伝作品
- クリエイターを雇用し、ゲームを開発する「経営パート」を搭載
- 4人パーティーによる、スピード感あふれるリアルタイムバトル
- バイクによるダンジョン高速移動と、多彩なギミック攻略
- 漫画のようなシーンが作れる「ハートフルフォトモード」
- ストアリンク:






