現代日本の日常と、その裏側に潜む怪異。近年注目を集める「夜間探索×脱出型ホラー」の系譜に、日本の女子高校生を主人公に据えた意欲的な新作『Obscuris』が登場した。
最大6人でのオンラインマルチプレイに対応し、プロシージャル生成を取り入れた不気味なロケーションから、危険な存在を退けつつ生還を目指す本作。その手触りとポテンシャルをプレイフィールを交えてお届けする。
日常の裏に潜む怪異を探索する独自の空気感

本作の大きな特徴は、プレイヤーが日本の女子高校生となり、闇に包まれた現代の施設や建物を探索する点にある。キャラクターカスタマイズが用意されており、好みのビジュアルやエモートで仲間とコミュニケーションを取りながら現場へと足を踏み入れることになる。
携帯電話のUIや、体力・スタミナ・ライト残量を管理するカエル型のユニークなメーターなど、ビジュアルの端々に遊び心が散りばめられている。しかし、探索へ一歩踏み出せば空気は一変。ランダム生成される屋内マップは視界が悪く、どこから何が現れるか分からない緊張感に常に包まれる。
欲張れば全滅!スリルとリスク管理が交錯するゲームループ

ゲームの基本サイクルは、夜ごとに指定エリアへ赴き、ノルマとなる「Obscure」を回収して夜明けまでに帰還すること。
これが想像以上にシビアで面白い。奥へと進めばより多くの成果を持ち帰れる可能性がある反面、徘徊する異形との遭遇率は跳ね上がる。遭遇した際のクリーチャーの攻撃は苛烈で、油断すれば一瞬で戦況が崩壊する。暗闇の中でアイテムを抱えながら、拠点となるトラックのライトを目指して全力疾走する瞬間の心臓の跳ね上がり方は、このジャンルならではの醍醐味だ。
また、探索を補助する魔法能力やシンプルなスキルツリーによる成長要素も備わっており、繰り返しプレイすることで立ち回りの幅が広がる手応えも感じられる。
アーリーアクセスならではの粗削りさと、確かなポテンシャル

現状は早期アクセスということもあり、マップの広さに対して視界確保が難しかったり、少人数プレイ時のノルマ設定がやや厳しめに感じられたりといった調整面での課題はある。モンスターの挙動や一部のギミック誘導など、今後のアップデートに期待したい部分も散見される。
しかし、Jホラー特有のジメッとした恐怖感と、フレンドと叫び合いながら脱出を目指すパーティー性の融合は非常に魅力的だ。今後のバランス調整や、将来実装が予定されているストーリーモードの追加によって、化ける可能性を十分に秘めている。
本作はこんなプレイヤーにおすすめ
- 『Lethal Company』や『Phasmophobia』などの協力型脱出・調査ホラーが好きな人
- 和風ホラーや都市伝説、現代日本を舞台にした不気味な世界観に惹かれる人
- ボイスチャットを繋ぎ、フレンドと絶叫しながらワイワイ遊べるマルチプレイを探している人
ゲーム概要
- タイトル:Obscuris
- 開発元:Christophe KASH
- パブリッシャー:Christophe KASH
- 発売日:2026年6月15日
- 価格:1,350円
- ジャンル:協力型サバイバルホラー / アクション
- プレイ人数:1〜6人
- 言語対応:日本語字幕対応
- ストアページ:Steamストアリンク






