踊って撃って奪い合え!リズムと硝煙が奇跡の融合を果たしたカオスなゴリラ乱闘シューター『ゴリラショーダウン』爆速プレイレビュー #GorillaShowdown

画面の向こうで、ド派手な衣装に身を包んだゴリラがノリノリでステップを踏んでいる。その背後から、別のゴリラが追尾ミサイルをぶち込む――。一見すると正気を疑うような光景だが、これが本作『ゴリラショーダウン(Gorilla Showdown)』の日常だ。「音ゲーとアリーナシューターを混ぜたら面白いのでは?」という、一歩間違えれば大惨事になりかねないアイデアを、極上のパーティーゲームへと昇華させた一作が登場した。

本作の魅力を一言で表すなら「洗練されたカオス」だ。実際にフレンドたちとロビーに集まり、深夜までバナナを投げ合って狂喜乱舞した筆者が、その中毒性の塊のようなゲームプレイの全貌をお届けする。

銃撃戦のど真ん中でダンス!命がけのステップが勝敗を分ける

本作の根幹を成すのは、ステージ中央に配置された「ダンスパッド」を奪い合う陣取りシステムだ。

プレイヤーはパッドの上に立ち、リズムに合わせて流れてくるノーツをタイミングよく入力することでスコアを稼いでいく。このリズムゲーム部分がなかなかに本格的で、ノリの良いエレクトロニック・サウンドも相まって普通にプレイしているだけでもかなり楽しい。

しかし、これはシューターである。自分が必死にステップを踏んでいる間、周囲のプレイヤーは容赦なく銃弾や爆発物を撃ち込んでくるのだ。

リズムに集中すれば周囲への警戒が疎かになり、戦闘に没頭すればスコアが稼げない。この「踊るべきか、戦うべきか」というジレンマが、他に類を見ない独特な緊張感を生み出している。しかも、パッドを維持し続けると強力なスキルが発動可能になり、遠隔操作できる追尾ミサイルなどでライバルを一網打尽にできた瞬間は、脳汁が吹き飛ぶほどの快感だ。

ぶっ飛んだ武器とギミック満載のステージが巻き起こす大乱闘

用意されている武器やガジェットも、ゲームの雰囲気に違わずユーモアに溢れている。直撃すると予想以上に痛い「バナナ」の投擲から、ヒット時のノックバックと毒効果で戦場を文字通りバカバカしくかき乱す「おなら缶」まで、一癖も二癖もある装備が揃っている。

また、戦いの舞台となるアリーナのバリエーションも豊富だ。宇宙ステーションのクラブ、海賊の入り江、砂漠の断崖、さらには放射能に汚染された街など、世界観の統一性をいい意味で放棄したぶっ飛んだステージが並ぶ。

各マップには独自のギミックや環境トラップ、ジャンプパッドが配置されており、ちょっと足を踏み外せば一瞬で場外へ吹き飛ばされる。この大げさなアミューズメントパークのような物理演算が、実力差を適度に変え、初心者でもボタンを連打しているだけでゲラゲラ笑える空間を作り出している。チュートリアルを一切読まないタイプのアクションゲーム派の友人たちと遊んだ際も、開始5分で全員が仕様を理解し、悲鳴と爆笑に包まれた。

豊富なゲームモードと、古き良きゲーム体験を思い出させるカスタマイズ

メインとなるダンスパッドの奪い合い以外にも、バラエティ豊かなモードが最初から実装されている。

特におすすめしたいのが、1人が感染者となり他のプレイヤーを追い詰めていく「インフェクテッド(感染モード)」だ。逃げ回るゴリラたちと、腐ったバナナを手に猛追する感染ゴリラたちの鬼ごっこは、残り時間が少なくなると画面が敵味方で埋まり、阿鼻叫喚の盛り上がりを見せる。ほかにも、キルごとに武器が強制的に切り替わる「エイプ・アーセナル」など、飽きさせない工夫が随所に凝らされている。

さらに嬉しいのが、ゴリラたちの見た目を変更できる豊富なカスタマイズ要素だ。どこぞのバトルパスのようにリアルマネーを要求されることもなく、ゲームを遊んでボックスを開ければ、ユニークな衣装や帽子がドンドン手に入る。この「遊べば遊ぶほどおバカな見た目になれる」仕様は、まさに古き良き時代のゲームのワクワク感を思い出させてくれる。

一部の重いステージでの最適化や、音ゲー部分のキーバインド変更といった細かな要望はあるものの、開発陣の対応は非常に早く、リリース直後から熱心なアップデートが続けられている点も好印象だ。

ひとたび足を踏み入れれば、誰もが野生のゴリラに戻って笑い転げられる本作。週末にフレンドとDiscordをつないで遊ぶパーティーゲームを探しているなら、これ以上の選択肢はない。

ゲーム概要

  • タイトル: ゴリラショーダウン / Gorilla Showdown
  • 開発・パブリッシャー: Sloth King
  • 発売日: 2026年4月24日
  • 価格: ¥ 905
  • 対応言語: 日本語字幕対応
  • プレイ人数: 最大12人(オンラインマルチプレイ対応)
  • 主なゲームモード: フリーフォーオール、チーム戦、インフェクテッド、ペイロード、バナナ争奪戦、エイプ・アーセナル
  • 特徴: Steamワークショップによるミュージックパック追加対応、キャラクターカスタマイズ要素、Steamクラウドセーブ対応
  • ストアページ: Steamストアリンク

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