『Blades of Mirage』は、東南アジアの島々と神話をモチーフにした見下ろし型のアクションRPGだ。主人公ミラは水を操る力で武器を生み出し、ジャングルや洞窟、火山に眠る古代遺跡へと踏み込んでいく。
体験版では、武器とルーンを組み合わせる戦闘、手強いボス戦、鮮やかなビジュアルをひととおり味わえる。Steamのユーザーレビューは「好評」だ。
滝としぶきが映える、東南アジア神話の島々

まず目を奪われるのはアートだ。青々とした岩場に滝が流れ落ち、白いしぶきが画面を彩る。トゥーン調の柔らかな色使いで、見下ろし視点でも景色の情報量がしっかりある。
舞台はジャングル、川、暗い洞窟、溶岩の流れる火山と移り変わり、エリアごとに表情がまるで違う。東南アジアの神話を下敷きにしたファンタジーはまだ珍しく、それだけで新鮮に映る。
キャラクターのイラストも魅力的で、会話シーンの立ち絵は思わず見入ってしまう出来だ。冒険の導入も早く、長い説明を挟まずにすぐ遊び始められるのがうれしい。
水の刃で戦う、武器切り替えのコンボアクション

戦闘は、タイプの異なる武器を切り替えながらコンボをつなぐスタイル。剣で斬り込み、ハンマーで叩き、弓で離れた敵を射抜く。攻撃のたびに水の軌跡が走り、手元の操作が気持ちよく画面に返ってくる。
回避のダッシュは攻撃をすり抜けられるため、敵の動きを見てかわし、隙に差し込むリズムが基本になる。ボタン連打で押し切るより、タイミングを読む遊び方のほうが報われる作りだ。
弓は戦闘だけでなく、遺跡のギミックを解く場面でも出番がある。探索の途中で仕掛けを見つけ、どう動かすか考えるパズル要素もほどよいアクセントになっている。
ルーンの組み合わせで、自分だけのビルドを作る

本作の核になりそうなのがルーンだ。拾ったルーンをスロットにはめると、戦い方そのものが変わっていく。どの武器を主軸にし、どのルーンで補うか。その組み合わせを考える時間が楽しい。
体験版の終盤にはルーンが一気に集まり、試しきれないほどの選択肢が並ぶ。武器の強化も含め、製品版ではかなりのカスタマイズ幅が期待できそうだ。
短い体験版を何周もしてビルドを試したくなる。この中毒性は、正式リリースへの期待をしっかり高めてくれる。
一撃が重いボス戦は、覚えて攻略する手応え

遺跡を守る「腐敗した守護者」たちとのボス戦は、ソウルライクらしく一撃が重い。不用意に踏み込めば、あっという間に体力を持っていかれる。
巨大なムカデのような怪物など、ボスごとに攻撃パターンがまったく違い、求められる立ち回りも変わる。動きを覚え、ルーンとスキルを合わせて挑み直し、ついに倒したときの達成感は格別だ。
難易度はカジュアル、ノーマル、チャレンジから選べる。アクションに自信がなくても景色と物語をのんびり楽しめるし、腕に覚えがあるならチャレンジで歯応えを求めるのもいい。この間口の広さは大きな長所だ。
気になったのは打撃の手応えとマップ

一方で、磨き込みが欲しい部分もある。いちばん気になったのは打撃の手応えだ。攻撃を当てても敵がのけぞらず、こちらが被弾したときの反応も控えめ。効果音も軽めで、ダメージを与えている実感が薄くなりがちだ。
弓を構えて撃つまでの動作がややもたつき、戦闘のテンポを削ぐ場面がある。遠くから射撃してくる雑魚敵も、乱戦では少々わずらわしい。
そしてマップ。現在地が表示されないため、どこへ向かえばいいか迷う場面があった。美しいフィールドを歩き回るゲームだけに、ここが改善されると探索の快適さが大きく変わるはずだ。
なお、本作は体験版・製品版ともに英語のみの対応となっている。会話やUIは英語で読む必要がある。
こんな人にオススメ

見下ろし型のアクションRPGやソウルライクが好きで、ボスのパターンを覚えて攻略するのが楽しい人に向いている。武器とルーンの組み合わせを試行錯誤したいビルド好きにもぴったりだ。
東南アジアの神話や、色鮮やかなトゥーン調の世界に惹かれる人にもオススメしたい。カジュアル難易度があるので、アクションが苦手でも雰囲気を味わいに行ける。
打撃感やマップにはまだ伸びしろがあるものの、ビジュアルとビルドの楽しさは体験版の時点で十分に光っている。製品版でどこまで化けるのか、追いかけたくなる一本だ。
ゲーム概要
- タイトル:Blades of Mirage
- ジャンル:見下ろし型アクションRPG(ソウルライク)
- 開発:Agate
- 販売:Red Dunes Games
- 発売日:未定(体験版配信中)
- 価格:未定
- 対応OS:Windows
- プレイ人数:1人
- 日本語:未対応(英語のみ)
- コントローラー:フルコントローラーサポート
- Steamストア(製品版)
- Steamストア(体験版)






