異次元からやってきた一つ目の不思議な子猫「フォフノ」たち。好奇心旺盛で元気いっぱいな彼らは、悪気こそないものの、行く先々で物をひっくり返して部屋をめちゃくちゃにしてしまう困った癖がある
主人公のアマンダとともに、愛嬌たっぷりな相棒ルノが巻き起こす騒動を収め、散らかったアイテムを元の場所へ戻していくお片づけパズルアドベンチャーが『Fofumia』だ。
散らかった部屋に秩序を取り戻す心地よいプレイフィール

ゲームの基本サイクルは、画面内に散らばった多彩なオブジェクトをクリックして拾い上げ、本来あるべきシルエットの位置へと戻していくシンプルなものだ。
制限時間やゲームオーバーといったペナルティは一切なく、手描き調のやわらかなイラストと落ち着いたBGMに包まれながら、自分のペースで淡々と作業を進められる。散乱していた部屋が徐々に整然としていくビジュアルの変化は、片づけパズル特有の快感を与えてくれる。
物理挙動が取り入れられており、積み重なった物は下から順に戻す必要があるなど、単調なクリック作業に終わらせない工夫も見られる。画面の隅に隠れた微小なアイテムを見失った場合でも、再使用可能なレーダー機能が備わっているため、不毛な探索で進行が詰まる心配はない。
単なる整頓にとどまらない、多彩なミニゲームと愛らしい猫のいたずら

片づけの合間には、割れた陶器の修復、植物の手入れ、箱の整理整頓といったミニゲームがシームレスに挿入される。これらのアクセントが作業感をほどよく中和し、次のステージへ進むモチベーションを維持させてくれる。
何より印象的なのは、作業中も自由に動き回る一つ目猫のルノだ。片づけている最中にアイテムを持ち去っていたずらを仕掛けてくることもあれば、しつこく構いすぎて怒った際に、未配置のオブジェクトをコミカルに小突いて所在を教えてくれるユニークな仕掛けも用意されている。気まぐれな猫と暮らしているかのような生活感が、空間に温かみを添えている。
気になる点:ボリュームとビジュアルの統一感

全13レベルの構成で、クリアまでの所要時間は2〜3時間程度とコンパクトにまとまっている。手軽に遊べる反面、価格設定(1,600円)に対してややボリューム不足に感じられる側面は否めない。
また、手描きイラストの温かみ自体は魅力的だが、カットシーンや会話ウィンドウ、プレイ画面の間でキャラクターの描画タッチや造形に揺らぎが見受けられる点は好みが分かれるところだ。とはいえ、ゲームプレイそのものの心地よさや、のんびりとした雰囲気を大きく損なうほどではない。
どのようなプレイヤーにオススメか?

- 『Unpacking』や『A Little to the Left』など、整理整頓・お片づけ系パズルが好きな人
- 制限時間やプレッシャーのない、リラックスできるコージーゲーム(Cozy Game)を求めている人
- いたずら好きで憎めない猫の仕草に癒やされたい人
- 週末や就寝前のスキマ時間にサクッとクリアできる短編作品を探している人
ゲーム概要
- タイトル: Fofumia
- ジャンル: お片づけパズル / アイテム探しアドベンチャー
- 開発元: Actoon Studio
- パブリッシャー: Actoon Studio
- 発売日: 2026年9月2日
- 価格: 1,600円
- 対応言語: 日本語字幕対応(その他複数言語対応)
- ストアページ: https://store.steampowered.com/app/3459570/Fofumia/






